パワポとの出会い
新卒で開発部で入ってすぐ、まさかの営業企画部へ飛ばされます。
そこでPowerPointの資料作りを任され、会社で数々の資料を見るわけですが…
資料が「めっちゃダサい!」という現実。
BtoBということもあってか、デザインに力が入っておらず、正直見にくい。
もともと活字を読むのが苦手だった私は思いました。
これじゃあ、お客様も読む気にならない!
「私が会社をカッコよくしてやる!」
新入社員の私にできるのは、自分で学ぶこと。
競合のカタログを集めたり、展示会で資料を片っ端からチェックしたり…。
プロの資料を徹底的に真似しながら、自分のスライドを磨き続けました。
すると不思議なことに、見た目だけでなく「伝わる」資料に変わっていったのです。
気づいたのは――
資料には“ドキュメントデザインの基本”という型があること。
それを意識するだけで、誰でも読みやすい資料が作れること。
この体験こそが、今の発信の原点になっています。
気づけば13年間、パワポを“武器”としてキャリアを積んできました。
そして2023年、初めて大規模なイベントに「パワポブース」を出店。
来場者の方々に直接体験していただき、資料づくりの工夫や楽しさが伝わったことで、
「自分の知識は人の役に立つ」と実感できたのが大きな転機でした。
その後、2024年に育休をきっかけに「パワポのいろは」として発信をスタート。
2025年には、再び大規模イベントに「パワポ教室」で出店。
現在は、誰でも「伝わる資料」が作れるように情報発信を続けつつ、
パワポテンプレートの販売やUdemy講座、セミナー登壇などにも挑戦中です。